前期破水が不安な妊婦へ|入院期間は?費用は?保険は必要か?

妊娠前、前期破水になるかもしれないと考えると、前期破水の場合に保険が適用されるか気になりますよね。

この記事の内容をまとめると

  • 前期破水は異常分娩とみなされるので保険が適用される
  • 前期破水が健康保険適用となった場合はかかった費用の3割負担で済む
  • 健康保険適用となった場合は、民間の医療保険も適用となる可能性が高いので加入がおすすめ

この記事を読むことで、前期破水の際に保険適用されるか理解し出産への不安を払拭した状態で臨めるでしょう。

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執筆者田中まい

妊活中で、日頃から妊娠後のことについても情報収集を進める。WEBライター検定3級を所持。

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前期破水とは?

ここではまず前期破水の概要や、前期破水と早期破水の違いについて解説します。もしもの時に備えて、破水についても理解を深めておきましょう。

前期破水とは?原因、症状、対処方法は?

破水とは、出産の際に赤ちゃんを守っている卵膜が破れ、子宮内を満たしている羊水が流れ出る現象のことです。通常出産の際の段階としては、まず陣痛がきてから子宮口が開いて破水を起こすことが一般的です。

しかし陣痛がくる前に突然破水してしまうこともあります。これが前期破水といわれるものです。前期破水は子宮内感染を伴うリスクがあり、母子共に危険な状態に陥ってしまう可能性があるため注意が必要です。

前期破水が起こりやすい主な原因としては炎症や感染による卵膜の変化、激しい咳やくしゃみなどによる腹圧の上昇、羊水過多や多胎妊娠などが挙げられます。また前期破水してしまった時には尿漏れのような症状を感じる妊婦さんが多いです。

前期破水の対応については、妊娠26週未満の場合は少しでも長い期間お腹の中で育つことができるよう、子宮の収縮を抑える薬を使って妊娠期間をできるだけ延長させることが多いです。逆に妊娠37週以降で前期破水してしまった場合は子宮収縮薬を使って人工的に陣痛を起こさせることもあります。

前期破水と早期破水との違いは?

前期は水と似た言葉に、早期破水というものがあります。早期破水とは、陣痛は始まっているものの子宮口が開き切る前に破水してしまうことです。

早期破水は前期破水の一種なのですが、前期破水の中でも陣痛が始まってから起こるため問題ないという判断から名称が分けられています。

早期破水が起きると分娩が早く進む傾向があるといわれていますが、分娩が進まない場合には赤ちゃんの感染症予防のため、子宮収縮薬を使用して陣痛・分娩を促すこともあります。

前期破水の入院費用っていくらかかるの?期間は?

前期破水について詳しく分かったところで、次は前期破水で入院する際に気になるポイントを押さえておきましょう。前もって知っていれば、もしもの時にも冷静な判断ができるかと思います。ここでは前期破水で入院する際の期間や費用について解説します。

前期破水の入院期間は?

多くの場合、破水すると間もなく陣痛が始まります。通常24時間以内には陣痛が始まりますが、なかなか本格的に陣痛が始まらない場合は誘発分娩や陣痛促進を行います。陣痛の周期が短くなり、痛みが強くなってくると子宮口が徐々に開いていきます。

ただ子宮口が3~4cm開くまでが長期戦で、10時間ほどかかることも珍しくありません。陣痛が始まってから出産まで初産婦は12~16時間、経産婦は5~8時間かかるのが平均的な所要時間です。

そのため前期破水を起こしてから出産まで長いと2~3日。それから退院するまでの期間も考えるとトータルで一週間くらいは見ておいた方がいいかもしれません。

前期破水の入院費用っていくらかかるの?

通常、出産のための入院費用となると大体20万円ほどかかることもあります。ただし妊娠・出産での入院に関しては、制度を利用して負担額を軽減することも可能です。

たとえば出産育児一時金や、場合によっては高度療養費制度などを活用できます。しかし入院の際には食事代や差額ベット費用などもかかるので、ある程度まとまったお金が必要なことには変わりないでしょう。

前期破水で健康保険と民間保険は保険適用となる?

前期破水を起こすと入院となってしまうため、入院費用が心配という方も多いかと思います。ここでは前期破水による入院で健康保険が適用されるのかどうか、健康保険と民間保険の各ケースに分けて解説します。

前期破水は健康保険適用となる?

妊娠・出産は病気ではないため、基本的には健康保険が適用されません。しかし妊娠中や出産でトラブルが生じた場合に行う処置には、保険の適用範囲内とされることもあります。

前期破水はそのままにしておくと母子共に悪影響を及ぼす可能性が高いため、前期破水の治療費・入院費には健康保険が適用されます。

前期破水は民間保険適用となる?

前期破水を含む異常分娩によって発生する検査や治療費、入院費に関しては民間の保険でも対応可能です。しかし保険会社や商品によっても保障内容は異なります。

あらかじめ妊娠・出産のトラブルにも対応している保険なのかどうか、しっかり内容を確認した上で加入するようにしましょう。

前期破水が不安な妊婦は保険加入が必要か?

ここまで前期破水でも保険が適用される旨を解説してきました。そしてここからは妊娠の際における保険の重要性についてお伝えしたいと思います。

前期破水が不安な妊婦は保険加入が必要か?

保険が適用される妊娠・出産時の症例は前期は水だけではありません。重度のつわり・双子や三つ子といった多児妊娠・前置胎盤・羊水過多症・妊娠高血圧症候群・妊娠生糖尿病・逆子・帝王切開・吸引分娩・鉗子分娩など、多種多様なケースで保険が適用されます。

特に近年の医療保険は妊娠や出産に関しての保障が充実しており、さまざまな状況で保険金が支払われるようになってきています。もしもの時を考えると、やはり保険には加入しておいた方が安心です。

保険金で黒字収支になるって本当?

前述の通り、前期破水になってしまった場合でも出産育児一時金や高度療養費制度などの助成制度が活用できます。さらに自身で加入している任意の医療保険が適用されることもあるでしょう。

医療保険に加入していれば、もしもの時でも加入している医療保険から入院・手術給付金といった保険金を受け取ることができます。内容次第では黒字収支になることもあるかもしれません。

前期破水におすすめの保険「コープ共済」と「エクセルエイド」で比較

最後におすすめの医療保険として、アフラックとエクセルエイドを比較しています。保険の加入を検討している方は参考にしてください。

おすすめの民間保険①コープ共済の保険

コープ共済には女性の保障に対して手厚い大人向けコース(女性)というプランが用意されています。こちらは一定の条件を満たせば妊娠中の方でも加入が可能です。

顧客満足度第1位にも選ばれており、保険に加入しようと思っている方にとっては十分に検討の余地があるかと思います。

おすすめの民間保険② エクセルエイドの保険

エクセルエイドの普通保険では、現在妊娠中の方も週数に関わらず加入することが可能です。また妊娠中の方でも初年度より給付金の支払い対象となっています。もちろん帝王切開等の異常分娩も保障の対象となっており、妊娠中の方から大きな好評を得ています。

エイクセルエイドの普通保険の保障内容は入院給付金が5,000円×入院日数。また入院中の手術の場合は50,000円の手術給付金が受け取れます。

まとめ:前期破水|入院期間は?費用は?保険は必要か?

この記事で前期破水の概要や入院した際の期間と費用、保険が適用されることとその重要性、おすすめの保険などが理解していただけたかと思います。前期破水は健康保険で3割負担となり、さらに民間保険も加入していれば給付金が受け取れるでしょう。

しかし前期破水を起こしても勝手にお金が振り込まれるわけではありません。もし保険請求をしなかったり、忘れてそのまま放置してしまった場合は無効となり、保険金が支払われないということも考えられます。

もし万が一のことが起こってしまった場合は、この記事で読んだことを思い出して冷静に対応するようにしてください。

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