Q.「社会人になったら保険に入るべき」は本当?

A.新社会人になるまでに保険のことを真剣に考えたことがある人は、案外少ないのではないでしょうか。保険はいずれ真剣に検討すべき時期が来るので、仕事に慣れたら一度、落ち着いて考えてみるのがおすすめです。その意味では、「社会人になったら保険に入るべき」という話は本当といえます。ただし、社会人になったばかりのタイミングで本当に必要な保険は限られていますので、自分にとって必要と考えるものをしっかりと考えたうえで加入するというのが前提です。

Q.掛け捨ての保険は損なの?

A.損ではありません。なぜなら、保険というのは助け合いの仕組みだからです。たとえばがん保険に加入して、毎月いくらかの保険料を払っているとしましょう。がんにかからなければ保険金は1円も受け取ることができず、保険料は掛け捨てになります。しかし、あなたが払った保険料はがんにかかった人が受け取っています。保険料が掛け捨てになった人も保険に加入している間、自分ががんになったときは保険金で助かるという安心感を得ることができます。

Q.健康状態が良くないと、保険は加入できないの?

A.保険の種類によって差はありますが、健康状態が悪いと生命保険の加入を断られるのが一般的です。たとえばがんにかかったことのある人は、大半のがん保険に加入することができません。なぜなら、がんは再発する可能性が高いからです。がんにかかる可能性が高い人を、がんにかかったことのない人と同じ保険料で加入することを認めてしまうと不公平ですので、保険会社はそうした人の加入をお断りするのです。そのため、保険は健康状態が良いうちに検討することが大事です。

Q.主契約と特約の違いは?

A.主契約はその保険のメインとなる契約で、特約はオプションと考えてください。医療保険であれば入院給付金や手術給付金が主契約で、先進医療の保障や三大疾病の一時金などが特約となっていることが多いです。特約は単体で契約するかどうか選ぶことができ、解約するときも単体で可能です。しかし、主契約を解約すると特約もすべて解約になります。

Q.保険は定期的に見直すべきなの?

A.保険は定期的に見直すことをおすすめします。なぜなら、時間が経てば必要な保障が変わることがあるからです。たとえば死亡保険の場合、加入するときに設定した保険金額が過剰になることがあります。そのような場合は減額することで、保険料を節約することができます。また、現時点で加入しているものより良い商品が発売されることがありますので、3年〜5年程度を目安に、加入している保険を見直すことをおすすめします。

Q.保険料は毎月、いくらくらい払うのが普通?

A.生命保険文化センターのデータによれば、年間の払込保険料平均は男性で平均22.8万円、女性で平均17.4万円となっています。月に換算すれば男性が約1.9万円、女性が1.4万円です。しかし、このデータは気にしない方が良いです。なぜなら、どのような保険を必要としているかというのは、人によってまったく違うからです。また、こうしたデータは貯蓄型保険と掛け捨ての保険が区別されていません。貯蓄型保険は保険料が高いので、平均値を押し上げています。必要な保険が多ければ保険料も高くなるだけですので、参考にしない方が良いでしょう。

Q.医療保険とがん保険、両方とも入るべき?

A.日本はすべての人が健康保険(公的医療保険)に加入しているため、入院しても意外と医療費は高額にならないことが多くあります。そのため、医療保険が力を発揮する局面が限られるので、医療保険は必須と言えないのですが、入っている人のほうが多いというのが現状です。がん保険は、がんと診断確定された時点で50万円〜100万円のお金を受け取ることができるものが多いですし、健康保険の使える自由診療に対応している商品もあるので、いざというときにまとまった治療費を用意するのが難しいなら、加入する価値は高いです。

Q.生命保険会社が倒産すると、保険はどうなるの?

A.日本には「生命保険契約者保護機構」という組織があり、生命保険会社が倒産した場合に対応を行います。救済する保険会社が現れた場合はその会社が契約を引き継ぎますので、契約者の負担はありません。救済する保険会社が現れない場合は保護機構が自ら契約を引き継ぐか、その子会社が引き継ぐことになりますが、貯蓄型保険の場合、責任準備金(解約返戻金と同じイメージで考えてください)の90%が最大で補償されます。なお、1997年〜2000年に起きた実際の破綻例では、90%〜92%が補償されています。

Q.保険は1つの会社でまとめて契約したほうがいいの?

A.保険に加入するときは死亡保険や医療保険、がん保険などの複数の商品に加入することが多いですが、これを1つの保険会社にまとめる必要はまったくありません。むしろ、各保険で一番良い商品を選んで加入すべきなので、別々にするつもりでいるのが良いでしょう。結果として1つの会社に集中するのは問題ありません。なお、死亡保険を主契約とする保険に医療保障を特約でつけるような契約の仕方もおすすめしません。なぜなら、死亡保険だけ不要になったときに、解約することができなくなるからです(特約は一緒に解約されます)。

Q.保険を解約すると、お金はまったく戻らないの?

A.掛け捨ての保険については、まったく戻らないと考えて構いません。しかし、貯蓄型の保険は解約返戻金(へんれいきん)がありますので、一般的にはある程度のお金が戻ります。解約返戻金の金額は契約内容によりさまざまなので、一概には言えません。通常は、契約してからの期間が短いうちは払い込んだ保険料の総額を大きく下回りますが、時間が経てば上回ることも多くあります。この仕組みを利用して、保険を資産運用に活用することができます。

Q.そもそも保険は本当に必要?

A.一般の人にとって、保険が必要であることは間違いありません。たとえば自宅が火災の被害に遭うと、建て直しに高額なお金がかかるのが一般的ですが、そもそもローンを組んで買っているのに、そうしたときのために並行して貯蓄で備えられますか?保険とは、こういう時のためにあるものだからです。そのため、貯金で対応できる性質のものであれば、保険で備える必要はないと言えます。

Q.独身ですが、死亡保険は必要ですか?

A.死亡保険は遺族の生活費を保障することと、葬儀代を準備する目的で加入するのが一般的です。しかし、独身の人は万が一のことがあっても、生活に困る遺族はいないのが普通なので、生活費を保障するために加入する必要はありません。また、葬儀代の準備を考える前に、万が一のときにどんな葬儀をしてほしいのか考え、そのために必要な金額を把握することから始めるのがおすすめです。その金額が現時点で用意できていないのであれば、保険を活用しても良いでしょう。

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