【民間保険に入ってない妊婦の加入】妊娠中でも入れるおすすめの保険

民間医療保険の加入を検討している段階で既に妊娠中の場合、今から入れる保険があるか気になりますよね。

この記事の内容をまとめると

  • 妊娠中でも加入できる保険はある
  • 妊娠中に民間の医療保険に加入していないと、妊娠・出産時のトラブルで想定以上の費用がかかる場合がある
  • 妊娠中に保険に加入していると自身を含め家族も安心しやすい

この記事を見る事で妊娠中でも入れる保険がある事が分かり、安心して出産に臨む事ができるでしょう。

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執筆者三浦希枝

FP3級を保持。保険会社に勤めていた経験を持ち、現在は、フリーライターとして独立起業し、3人の子供を育児中。大手メディアでの執筆経験やセミナー開催で講師の実績もあり。

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監修者さくらやま

FP2級を保持。現在までに200記事以上を執筆し、正確なリサーチ力を元にさまざまな分野についての知識を深める。現在は、12歳と5歳の息子を育児中。

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妊娠中に民間保険に入ってないとどうなる?

「出産では保険はおりないから、民間の保険は必要ないよ!」という方もいますが、妊娠中に民間の保険に入っていないとどうなるのでしょうか。ここからは、民間の保険に入っていないとどんなリスクがあるか紹介していきます。

妊娠・出産時にトラブルがあった際に多額の費用がかかる

妊娠中に民間の医療保険に加入していないと、妊娠・出産時にトラブルがあり想定以上の費用がかかった際に大変な思いをするリスクが高まります。

妊娠経過中になんらかのトラブルが見つかった場合は、医師が治療行為を行い、治療にかかる入院・手術・処置に関しては健康保険・民間の保険どちらも適用となることが多いです。

ですが、健康保険に加入しているだけでは、3割は負担しなければならず、手術費用や入院費用を合わせると数十万円のお金がかかってしまいます。出産一時金で1児あたり42万円受け取れますが、それだけではまかないきれないケースが多いようです。

民間の医療保険に加入していれば、規定通り入院・手術に対して給付金が受け取れる可能性があります。民間の保険に加入していれば金銭面に対する不安感を払拭する事にも繋がります。

妊娠中や出産時に起こるトラブル

妊娠中のトラブルとして多く挙げられるもの

  • 切迫流産・早産
  • 妊娠悪阻(重度のつわり)
  • 妊娠糖尿病・高血圧(妊娠中毒症)

出産時のトラブルとして多く挙げられるもの

  • 誘発分娩
  • (緊急)帝王切開
  • 吸引分娩

妊娠中でも入れる民間保険加入がおすすめな理由は?

妊娠中だと妊娠前に比べて民間の保険加入は難しくなる事は間違いありません。では、保険加入が難しい状態な時になぜ入る事をおすすめするのでしょうか。ここから、理由を紹介していきます。

リスク回避につながる

妊娠中の女性は、切迫早産や妊娠高血圧などの病気をはじめ、異常分娩、大きなお腹による転倒でケガなど、様々なリスクに晒されています。分娩にはまとまった費用が必要になりますが、こういったリスクによって更なる費用の増大も考えられるのです。

民間の保険に加入しておくことで、様々なリスクに金銭的に対応できるようになり、最善の方法で迷わず治療に専念できます。母子ともに健康に退院を叶えるためのリスク回避術として、保険に加入している方も多くいます。

自身だけではなく家族のメンタルも安定しやすい

妊娠・出産には様々なリスクがあるとわかると、「無事に出産できるだろうか…」という不安を妊婦は抱えると思います。ですが、不安になるのは妊婦だけではなく、家族も同じです。

また、妊婦が入院する事でかかる費用は入院費用だけではありません。下記に妊婦が入院することで変化する費用感を紹介しています。

  • 日々の料理が大変で、つい外食や惣菜などを購入して済ませてしまう
  • 掃除などの家事が大変で家事代行サービスを利用してしまう
  • 見舞い、通院にタクシーなどの交通費がかかる
  • トラブルで産前の入院が長引き、有給休暇が無くなって給料減

民間の保険に加入することで、こういった不安感を「なにかあってもお金に困ることはない」と考えられ、悩みのタネをひとつ解消させられます。

民間の保険に加入することで得られるのは金銭的な面での恩恵だけではなく、精神的なよりどころとなるということも心得ておきましょう。

民間保険に加入したい!妊娠中でも入れる保険はあるの?

結論から申し述べると、妊娠中でも加入できる民間の保険はあります。但し、妊娠中という事で申し込んでも「引き受け不可」になる場合や条件付きの加入となるケースが多くなります。

例えば、特定部位不担保といって「〇〇の部位を加入〇年以内は保険給付の対象外とする」といった文言が付け加えられる場合や、割増保険料として他の加入者とのリスクを考慮して、同じ補償でも何割か割高な保険料設定がなされる場合や、補償内容の金額が下がるケースもあります。

妊娠中に入れる保険だからという事で、適切な保険を選ばないと十分な補償を受けられない事もあり得るので、加入を検討するにあたっては、補償内容の詳細までしっかりチェックするようにしましょう。

帝王切開の場合、妊娠前の保険加入がおすすめ

もし過去に帝王切開の手術をしているなら、妊娠前に保険に加入しておく事をおすすめします。

一度帝王切開術で出産した女性の子宮内は、切開した部分の組織が弱くなりやすく、経膣分娩では子宮破裂のおそれがあることから、帝王切開手術を一度経験すると、それ以降の出産は帝王切開になる可能性が高いといわれています。

そのため、過去に帝王切開の経験があると保険に加入する事は難しくなりますが、妊娠中でかつ過去に帝王切開の経験があるとなると保険に加入する事が更に難しくなります。妊娠を考えているなら早めに保険加入することをおすすめします。

妊娠中でも入れるおすすめ民間保険や共済(県民共済やコープ)を比較

県民共済やコープ共済は民間の保険会社とは組織形態が異なりますが、任意で加入する保障サービスという意味では民間保険とよく比較されています。

ここでは、妊娠中でも加入できる下記の3つの保険について、特徴やメリット、どんな方におすすめかを具体的に解説していきます。

  • エクセルエイド
  • 県民共済
  • コープ共済

エクセルエイド

  • 妊娠週数に関わらず加入可能
  • 帝王切開でも給付金が受け取れる
  • 出産後の歯科通院補償の特約がある

エクセルエイドはお得な保険料で妊娠週数に関係なく加入できる医療保険です。帝王切開になった場合は、入院給付金が入院日数×5,000円受け取れ、さらに帝王切開術は入院中の手術となるので、手術給付金も50,000円受け取れます。

帝王切開術になった場合は、予定帝王切開になったとしても9日間は入院するのが一般的。なんらかの問題が発生して緊急入院し、誘発分娩を行ったのちに帝王切開術で出産した場合でも、入院日数は最初に入院した日から計算されます。

※1つの入院では連続して60日が上限

県民共済

  • 妊娠中でも加入可能
  • 出産お祝い金がある県民共済もある
  • 決算で剰余金が生じた年には割戻金が受け取れる

都道府県の県民共済では保険事業を展開しており、妊娠中に加入が可能なのが魅力的です。保険加入時に必要な健康状態の告知では、妊娠中かどうかの設問がありません。設問に答えていく形式の告知方式なので、妊娠中でも加入ができるのです。

ただ、妊娠中に加入できても保障開始後1年以内の帝王切開について保証の対象外となるので注意しましょう。

最大の特徴は、最大の特徴は、決算で剰余金が生じた年には割戻金が受け取れるということ。毎年割戻金をどのくらい支払っているかは、公式ホームページで確認できます。ちなみに、神奈川県の県民共済では直近のデータによると、総合保障型・入院保障型だと33.06%の掛け金が戻ってきています。

コープ共済

  • 妊娠中でも異常がなければ告知義務がない
  • 死亡保障もついた総合型保険
  • 女性のみ入院時の諸費用サポートとして入院日額が+2,000円
  • 特約で個人賠償責任保険も付帯できる

コープ共済のたすけあい(女性コース)は、帝王切開をはじめとした異常分娩、異常妊娠の場合に給付金が受け取れます。

加入する際に必要な告知には正常な妊娠についての設問がなく、妊娠中でも加入が可能です。ただ、妊娠糖尿病といった病気になっている場合は告知しなければならず、引き受け不可となってしまい加入できなくなるため気を付けましょう。

コープ共済は月2,000円からの掛け金であるにも関わらず、ケガ・病気での入院時をはじめ、手術給付金、死亡保障もついた総合型の保険です。さらに女性であればケガや病気の内容を問わず、入院1日目から入院共済金が入院日額に2,000円プラスされて受け取れます。

まとめ:妊娠中でも入れる民間保険への加入を考えている方へ

いかがでしたでしょうか。妊娠中でも入れるおすすめの保険について紹介してきました。

結論で言うと、妊娠中でも入れる保険はあります。ただ、妊娠中に入れる保険とは言っても無条件で自由に保険に入れるわけではなく、条件付きの場合や割高になっている場合もあるので加入の際に条件を確認しておく必要があります。

ですが、保険に加入しておくと、リスク回避や金銭面の不安を払拭しメンタルも安定するので加入がおすすめです。今回の記事を見たことで安心して出産に臨む事ができる筈です。

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