糖尿病等の持病があっても保険は入れる?一時金・日額どちらが人気?

この記事を見ているあなたは、糖尿病等の持病があっても入れる保険が知りたいとお考えではありませんか。

この記事の内容をまとめると

  • 糖尿病等の持病があっても、病状次第では通常の保険に入れる
  • 糖尿病でも入れる保険商品もある(引受基準緩和型保険、無選択型保険)
  • 糖尿病の人(特に65歳以上)は入院日数が長引く傾向にあるため、入院日数に応じて給付金額が増える日額給付型の医療保険がおすすめ

この記事を見ることで、糖尿病でも入れる保険にはどのようなものがあるかがわかります。備えることで安心して療養に専念できるでしょう。

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執筆者関野みき

SEOを意識した健康・美容・フィットネス・エンタメ・スポーツなどの記事を数多く執筆した経験あり。保険会社の帳票作成システムの開発経験があり、出産経験があり現在も育児中。

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糖尿病等の持病があっても保険に入れるの?

保険に加入する際は、被保険者の健康状態や職業に関する告知が必要です。告知の内容によっては保険契約を断られることがあります。

告知項目には「過去3ヶ月以内に医師の診察などを受けたか」「過去5年以内に特定の病気(糖尿病も含まれる)と診断を受けたか」といった項目があるため、糖尿病の人は該当する可能性が高いといえるでしょう。

ただ、告知項目に該当したからといって必ず契約を断られるというわけではありません。HbA1cの数値やインスリン治療の有無など、保険会社が定める基準をクリアすれば無条件で通常の生命保険に加入できることもあるのです。

血糖コントロールが安定している場合は加入できる可能性があるので、確認してみると良いでしょう。

無条件で契約できなかった場合でも、保険料の割増、保険金・給付金の一定期間削減、一部の疾病または部位を保障外とするなどの条件付きで契約できるケースもあります。

保険に入れない人必見!糖尿病でも入れる死亡保険・医療保険とは

高齢化や食生活の欧米化にともない持病を抱える人が増えていることから、最近では持病がある人向けの保険商品がたくさん登場しています。

今まで保険に入れないと諦めていた人も加入できる可能性があるため、糖尿病でも入れる死亡保険・医療保険を探している人は検討してみると良いでしょう。

引受基準緩和型保険(限定告知型保険)

引受基準緩和型保険(限定告知型保険)は告知項目が3項目前後と少なく、持病があっても入りやすい保険です。基本的に持病も保障されるので、持病の悪化に備えられるという安心感があります。

ただ、通常の生命保険に比べると保険料は割高です。そのため、通常の生命保険に入れなかったときに初めて検討すると良いでしょう。

契約後1年間は給付金が半減するなど制約がある場合も多いので、しっかり確認して納得したうえで契約することが大切です。

無選択型保険

無選択型保険は、告知や診査が一切必要ない保険です。誰でも入れる代わりに、保険料が引受基準緩和型保険より更に割高に設定されています。保障も控え目です。

医療保険は定期型が多く、加入時に治療中だった疾病は保障対象外となるのが基本です。また、免責期間(保障されない期間)が設定されていることもあります。

死亡保険は終身型が基本で、加入後一定期間は保険金がおりません。その期間中に死亡した場合は、それまで支払った保険料相当額が返ってきます。ただし、災害死亡時は最初から保険金が支給されます。

人気の入院一時金がおりるタイプの保険は、糖尿病の人にもおすすめ?

今まで医療保険の入院保障は日額給付型が主流でした。しかし、最近では一時金給付型の医療保険が増えてきています。それぞれの特徴は以下の通りです。

日額給付型 メリット ・入院日数に応じて給付総額が増えるため長期入院に強い・保険料が一時金型に比べて安い
デメリット ・短期入院では給付総額が少なく、保険請求のための診断書代と相殺になることもある
一時金給付型 メリット ・給付金額があらかじめわかるので療養計画が立てやすい・短期入院では大幅な黒字になることもある
デメリット ・入院日数に応じて給付総額が増えないため長期入院や繰り返す入院に弱い・保険料が日額給付型に比べて高い

それぞれ一長一短に思えますが、なぜいま一時金給付型が人気なのでしょうか。糖尿病の人はどちらのタイプが向いているのかも併せて解説します。

入院期間は短期化の傾向

年齢が高くなるほど入院日数が長引く傾向にあることから、今までシニア世代は日額給付型の医療保険で備えるのが基本でした。しかし最近は入院期間が短期化する傾向にあり、シニア世代にも一時金給付型が人気です。入院期間が短期化している理由は、大きく分けて2つあります。

1つ目の理由は「医療技術の進歩」です。昨今では内視鏡手術など体に負担の少ない手術方法が確立されています。日帰りや1泊2日でも手術をおこなえるようになり、結果的に入院期間が短期化しているのです。

2つ目の理由は「社会の高齢化」です。高齢者の長期入院による病床圧迫が懸念されていることから、政府の施策として入院日数をできるだけ短期化する取り組みをおこなっています。取り組みの具体的な内容は以下の通りです。

  • 医療機関の機能分化(急性期は大病院、その後のケアは中小病院など)
  • 入院前後の地域医療・家庭医療の充実
  • 入院日数を少なくするほうが病院にとって有利になる体系の導入

診療報酬は今まで入院日数や医療行為が積み重なるほど増える出来高払いが主流でした。しかし現在は、急性期の入院医療について入院日数を3つの区分に分け、入院期間が短い区分に入るほど診療報酬の計算が病院にとって有利になるような体系に移行しています。

糖尿病の平均入院日数は30.6日

厚生労働省が令和2年に発表したデータ※によると、糖尿病を原因とした入院の平均日数は30.6日です。特に65歳以上になると平均入院日数が40日を超えるため、入院日数に応じた給付金がおりる日額給付型の医療保険で長期入院に備えるのが基本になります。

ただし、30〜40歳で糖尿病になり早期に治療を始めた場合は入院期間が短いケースも多いので、一時金給付型の医療保険も選択肢に入るでしょう。

いずれにしても、保険に加入したらずっとそのままにするのではなく、定期的に今の保障ニーズに合っているのか確認して、必要に応じた見直しをおこなうことが大切です。

※参考:令和2年(2020)患者調査の概況|厚生労働省

糖尿病の人向けの一時金給付型医療保険も登場

最近では、糖尿病の人をターゲットとした一時金給付型医療保険も登場しています。アプリで血糖管理をおこない、HbA1c値の管理がうまくいっていると還付金があったり通常の医療保険に移行できたりするといった特徴は、糖尿病の人向け保険ならではといえるでしょう。

とはいえ保険期間が限られており、HbA1c値が基準値を満たなかった場合は通常の医療保険への移行もできないので、血糖コントロールに自信がある人向けです。

「エクセルエイドの糖尿病保険」など、少額短期保険にも糖尿病でも入れる保険はあるので、色々な保険商品をしっかり比較するようにしてください。

まとめ:糖尿病でも入れる保険の特徴を知って無駄なく備えよう

今回は、糖尿病でも入れる保険について解説しました。最近は持病がある人向けの保険商品が数多く販売されていることもあり、糖尿病でも生命保険に入りやすくなっていることがお分かりいただけたと思います。

しかし、損をしないためには、保険商品ごとの特徴をしっかり把握することが大切です。

保障ニーズはひとりひとり違うので「保険料が安いから」「人気だから」という理由で選ぶのではなく、保険料と保障内容のバランスを見ながら自分に合った保険商品を見つけましょう。

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