糖尿病の検査方法を解説!こんな自覚症状がある人は病院で診断してもらいましょう

糖尿病はとてもおそろしい病気であることは言うまでもありません。
心臓病や腎臓疾患など様々な合併症の原因となるほか、昏睡状態に陥って生命が危険にさらされる場合もあります。
少しでも自覚症状がある場合は、病院で検査を受けたいところですが、具体的にどんな自覚症状があらわれ、どんな検査をするのでしょうか。
この記事では、糖尿病の一般的な自覚症状と糖尿病の検査方法について解説します。

こんな人は要注意!糖尿病の自覚症状は?

糖尿病は高血糖の状態が長期間続くことで引き起こされる病気です。
インスリンを放出するすい臓のβ細胞が壊れてしまうことが原因の1型糖尿病と呼ばれるものと、運動不足や暴飲暴食といった生活習慣が原因の2型糖尿病に分けわれますが、患者の約90%は、2型糖尿病の方に分類されます。
自覚症状は1型も2型も共通するものが多くありますが、1型の場合は急激に症状があらわれることが多く、一方で2型の場合は症状が軽度で自覚が難しいのが特徴です。
では、糖尿病ではどんな症状があらわれるのでしょうか?
代表的な症状を下記に箇条書きでまとめましたので、当てはまるものがある方は要注意です。

もちろん、これらの症状に心当たりがあるからといって糖尿病であるとは断定できませんが、自覚症状がある以上、病気が重症化する前に病院で検査をしてもらい、ご自身の健康状態を確認するのがベストでしょう。
次の項では、糖尿病の診断のための検査方法を解説していきます。
いくつかの検査方法がありますが、それぞれについて解説していますので、ぜひ参考にしてください。

糖尿病の診断のための検査は3種類ある

糖尿病の診断のための検査には、「随時血糖検査」、「早朝空腹検査」、「75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)」の3種類の方法があります。

随時血糖検査

食後からの時間を定めずに採取した血糖を「随時血糖値」と言いますが、この随時血糖値を用いて検査、診断するのが「随時血糖検査」です。
そして、随時血糖値が200mg/dLあった場合、「糖尿病型」と診断され、再検査の対象となり、再度、糖尿病型と診断されると糖尿病と確定診断されます。
なお、一度目の診断で再検査の対象なった後の流れは、後述する二つの検査方法についても同様です。

早朝空腹時血糖検査

早朝空腹時血糖検査は、検査当日、朝食を摂らずに検査を行う方法です。
早朝空腹時血糖値が126mg/dL以上ある場合は、糖尿病型と診断され、上記のとおり再検査の対象となります。

75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)

75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)は検査当日の朝まで10時間以上の絶食を行い血糖値を測定する検査方法です。
この検査方法では、検査前にブドウ糖を摂取し、その30分後、1時間後、2時間後に採血をして血糖値を測定していきます。
そして、検査から2時間の血糖値が200mg/dL以上の場合、糖尿病型と診断されるのです。
これらの検査の結果、糖尿病と診断された場合は医師の指示に従い適切な治療を受けましょう。

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