エレメントでwebディレクターとして働いている私は、よくサイト改善に関して
改善案から実装までの指揮をとることがあります。
恥ずかしながら私は入社してから今まで、webデザインについて専門的な資格や技術を勉強したことがなく
今まで自己流でやっていました。
なんの知識もない中で、どうやって指示しろというのか。
しかし、慣れというのはすごいもので、色んな人と関わったり、自己流で勉強していてもなんとなくわかったような気になるんですね。
今回は私の「わかったような気になった」推察を披露していこうと思います。
いいサイトとはなんだろう
まずサイトを作る、改善する際はできるだけ「いいサイトにしよう」と考えるのではないでしょうか。
今風の洗練されたデザインのものでしょうか?
シンプルでわかりやすいものでしょうか?
上記ももちろん「いいサイト」に当てはまっているでしょう。
そう、「いいサイト」と一口で言うには定義が様々なのです。
そこで私なりにエレメントでの「いいサイト」の定義を考えてみました。
不自然要素は自然要素より感じやすい
上記で提起した私なりに考えた「いいサイト」とは
「不自然要素が少ない」
ということです。
例えば、病院でオルゴール調のクラシック音楽が流れているのは珍しくありません。
わざわざ「クラシック音楽が流れているな、心地いな」とはほとんどの人は気にも留めないでしょう。
(吹奏楽や音楽に精通している人は思うかもしれませんが)
しかし、同じ病院でヘビメタルが流れ始めたらどうでしょうか。
とてつもない違和感を感じることでしょう。
(たまたまそこにヘビメタルファンがいたら、静かに興奮しているかもしれませんが)
このように、本来は無い、または考えられないものがそこにあったら人は違和感に感じるのです。
webサイトも、一般的なユーザーは不自然が一切ないサイトを見てわざわざ「これは心地いいサイトだ」
と思うことはほとんどないのではないでしょうか。
逆に「ボタンが不自然な位置についている」「文字の色が全部赤文字」とか
不自然さを感じる時に初めてそのサイトに対して、何かを思うのではないかと私は思いました。
「自然」より難しいものはない
最近まで、「洗練されたデザインにしなきゃ」「今までにない新しいアイデアを盛り込まなきゃ」
と考えていましたが、「不自然か自然か」で見るようなったらすごく思考がシンプルになりました。
実際、業務する際も「自然ですね」「違和感ないです」という言葉を意識的に使っています。
しかし「自然」というのは一見簡略で、手抜きなんじゃないか?と感じるかもしれませんが
実は大変緻密な計算で考え作り込まれてるもので、一番形にするのが難しいことなんだなと思います。
以上が4年間webディレクターとして業務をして「わかったような気になった」推察でした。
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